2011年5月

同情するなら金をくれ 伝説は死なず

「同情するなら金をくれ」

1994年と1995年に日テレで放送されたドラマ「家なき子」の中で、安達祐実演じる主人公相沢すずの言い放ったあまりにも有名なセリフである。

不遇な環境で生き抜く主人公の姿と個性、そして劇中でのこのセリフは当時、我々視聴者に強烈なインパクトを与え、その年の流行語大賞に選ばれるほどの大きなブームを巻き起こした。
そして世紀をまたいだ2011年現在も色あせることなく、ドラマ史に燦然と輝く伝説の名言の一つといえるだろう。

だがあまりに強いインパクトに加え、「お金」というある種のタブーに触れ、人間の心根に深くえぐり込んだ作品だったこともあり、どうしても腫れ物を扱うような無難な評価に落ち着きがちな印象も否めない。
個人的な感想だが。

とはいえ、最高視聴率が37%超というサッカーW杯にも匹敵する化け物じみた数字を叩き出すほどの人気作品であったことは間違いなく、僕の青春の重要な1コマであったこともまた事実である。

で。

いつものように前置きが長くなってしまったが、ここからが本題である。

「同情するなら金をくれ」

「家なき子」の放送が終了して15年以上。
主演の安達祐実もすでに29歳。
このドラマ自体を知らない世代も社会人となるほどに、時間は経過している。

いくら有名なセリフとはいえ、あの頃の鮮烈な印象のまま覚えている人がどれくらいいるだろうか。多少淋しい気もするが、ある程度の風化は受け入れざるを得ない。
そう考えるのが普通だろう。

はっきり言わせてもらおう。
僕からすれば甘い。
まったくもって甘すぎる。

「同情するなら金をくれ」

このセリフは今も生き続けている。
我々の生活の中で。
ごく身近に。
手を変え品を変え、工夫を怠らずにうまく世間に浸透している。

そのことに気づいている人が今この日本でどのくらいいるだろう。

まことに嘆かわしい話である。

仕方がない。
盲目的な世間の目を覚ますべく、今こそ僕がその一端を白日の下にさらしてみせようではないか。

動揺するなら準備しろ
読んで字のごとくである。
備えあれば憂いなし。
いざというときに涙目にならないようにあらかじめ準備しとけよという教訓。
というより、落ち込んでいる彼に投げかける、ドS丸出しの言葉である。

道場破りの成れの果て
道場破りに来た我流の腕自慢が、その道場の下っ端門下生に一本背負いで投げ飛ばされる様を言う。
のびきったピノキオの鼻っ柱は折れやすくなっているので気をつけろよと。
中学時代、「俺、ぜってードラフトでプロ入りする!」と豪語していた野球部の努力嫌いの先輩Kさんにかけてあげたかった言葉である。

どうでもいいけど走ろうか
今の君に必要なのはとにかく運動だ。
何も考えずに身体を動かせば、いずれいい考えも浮かぶだろう。
小細工を弄しても彼女は振り向いてはくれないのだ。

どうして彼だけ誉められる?
根本原因は自分にあることを自覚しなくてはいけない。
君には「ロッキー・ザ・ファイナル」を穴の開くほど観ることをおススメする。

同棲するなら土下座しろ
お父さんは気難しいぞ。
ジャパニーズDo・Ge・Zaの出番だ。
江戸っ子の十八番を見せてやれ。

本番だけなら参加したい
かのMJことマイケル・ジョーダンは言った。
「すべてのシーズンをキャンセルしてプレーオフのみに出場したい」
のちに彼はこの発言を撤回することになる。
準備の大切さを逆説的に提唱した格言といえるだろう。

どうも無理かも知れないです
おじさんはその日本人的な曖昧さが好きだ。

Do it yourself
僕一人でできるもん。
そんな意味を含んだ隠語。

Do As Infinity
解散と再結成を繰り返している音楽ユニット。
この不安定さは安達祐実演じる相沢すずの怨念が少なからず影響していると考えるのが妥当である。

思いっきり上から目線でウソついてみました。
誰も得しない感じで。

楽しいけど、あまりにバカバカしいのでそろそろやめときます。

とりあえず、一つ問題があるとすれば、
僕が「家なき子」を

一度も観たことがない

ってことくらいかな。

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カリフォルニアからの手紙

「ターミネーター5」計画がにわかに進行中らしい。

そして、これが前カリフォルニア州知事・アーノルド・シュワルツェネッガー氏の俳優復帰作候補の一つだという噂もあるようだ。

聞きかじっただけの不確かな情報なのだけど。

……。

何というか。

「あれまあ……」である。

「シュワちゃん、俳優復帰宣言」の報を聞いて「お!」と思う反面、若干「お前もか」的な複雑な心持ちが芽生えたこともまた事実である。

「ターミネーターか〜…」と。

いや、もちろん個人的な意見としてね。

先日の「ロッキー・ザ・ファイナル」では、予想外のサプライズにより撃沈させられた身としては、当然これは無視するわけにはいかないわけですが。

ただシュワちゃんね……。

63歳……。

何役で出るんだろ。
ってか、ターミネーター役しかないような気がするけど。

う〜ん……。

例えばですけど。
僕が科学者だったとしてですね。

しかも狂信的な。
かつ天才的な。

いや、実際はそのどちらでもないんですけど。
そもそも科学者でもないし。
というか中学一年の時点で科学の時間は睡眠タイムと化していたほどの男ですけど。
何か文句あります?

ってキレてる意味がわかりませんけど。
それはいいとして。

とにかく科学者の立場になって考えたときにですね。

ジョン・コナー総統指令から直々に一大プロジェクトのご用命を受けて、
「ターミネーター造るぜ!」ってなった場合にね。

63歳をモデルにするか?

と。

シュワちゃんが還暦オーバーには見えないほど若々しいとかっていう話はナシの方向でね。

どうなのよと。

いや、でも。

観るけどサ。

どうやらシュワちゃん、プライベートでばたばたしてて復帰計画自体がいったんストップになっちゃってるみたいですね。
できれば無事解決して、元気に復帰していただきたいですけど。

そういや「ターミネーター」って、しっくりくる日本語訳がいまいち見つからないですね。

何だろう。
「殺し屋」?
でもないし。

「抹殺者」?
何か違う。

そうだなあ。
何となくしっくりくるのが
掃除屋
かなあ。

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フィラデルフィアの寅さん

映画「ロッキー・ザ・ファイナル」を観た。

最近、微妙に旬を過ぎた定番を漁るマイブームがきている。
「古き良き」ではない、ほんの数年前というのがミソ。
大した意味はないが。

「ロッキー・ザ・ファイナル」。
引退して何年も過ぎ、奥さんを亡くしたロッキーの穏やかで冴えない毎日。
奥さんの墓前での読書と、経営する小さなレストランで過去の栄光を語る日々。

親友ポーリーとの哀愁たっぷりの描写から始まり、あるきっかけで、それまでくすぶっていたボクシングへの情熱が爆発し、物語はクライマックスへと加速する。

クライマックスは、無敗の現役ヘビー級チャンピオン、”秒殺”メイソン・ディクソンとのエキシビジョンマッチ。
「心は歳を取らない」
ネバーギブアップの精神を具現化した男ロッキーの、今回は自身の年齢に対する挑戦が題材となっている。

不屈の闘志で前に出るロッキーの姿に誰もが心を揺さぶられる、永遠の黄金ワンパターン映画だ。

いや、これね。

さすがにねえだろ、と。
そう思ってたんです。
スタローンさん、その歳でさすがにボクシングはありえないでしょ、と。

現実的な話、世界チャンピオンだろうが何だろうが、50を越えたおっさんが現役世界チャンピオン、しかもヘビー級王者と試合なんかしたら間違いなく

死ぬ。

しかも実際の本人は還暦過ぎてるっていうね。

ないないないない。
さすがにないわ。

もうあまりに現実離れもいいところで。
ハナからテンション低かったんですね。

人気回復の起爆剤か? とか。
最終的にはロッキーにすがるしかないのか? とか。
こう、大人の事情的なドロッとした想像もしつつ。

ロクに期待もせずに観てみたんですけども。

号泣だった。

つか、前にもあったなこのパターン……

いやもう、ホント悔しいんですけどね。
悔しいんですけど、でもちょっとというか、かなりよかったですよね。

しかもこれ、後で知ったんですけど評価もかなりよかったって話じゃないですか。
確かにね。
ジョークだろって思って、期待しないで観てみたらガチのやつだったっていうオチ。というかギャップ。
やられちゃいますよね。

まあこれもいろんなところで既出だと思うんですけど、とにかくたまんない名言が多いっす。

試合をやめてくれと説得にくる息子にロッキーが言う台詞。
わかってるはずだ。人生ほど重いパンチはない。他人を指差して、自分の弱さをそいつのせいにするな

セコンドについた息子がロッキーに言う台詞。
もう誰も笑ってない

とりあえず、乗る以外にないじゃないっすか。
細かい(細かくはないんだけど)無茶な設定とか、そんなところに立ち止まってる場合じゃないんです。
とにかく拳を突き上げようぜ! 的なね。

多分ですけど、翻訳のセンスが秀逸なんだろうと。
職業柄、別のところでも感動できたんですけども。

後はオールドファンに向けた演出がニクいですね。

・グレーのジャージ
・卵一気飲み
・バスケットボール片手腕立て
・肉サンドバッグ
・大階段のぼりきって「うぉー!」

そりゃニヤけるっちゅーねん。

ついでに出演者にも驚かされること山のごとし。
まさかのアントニオ・ターバー。
まさかのマイケル・バッファー。
そしてまさかのマイク・タイソン。

ホント、恐れ入りました。

元気になりたい時とか、な〜んにも考えずに映画観たい時とか、かなりオススメですね。
別に僕は広報でも何でもないですが。

しかし。
エイドリアン殺すなよ。

そこヘコむわ〜。

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