なぜか思い立って長渕剛の「captain of the ship」を聴いてみた。
実に全編30分を超える大作で、長渕のおっさんがひたすら「ヨーソロー!!」と叫び続けるという伝説の一曲である。
まあ一言で言って、ふっきれちゃってる曲だ。
なぜ今長渕剛?
そしてなぜ「captain of the ship」?
僕にもよくわからない。
とりあえず聴いてみた。
ホントの思いつきで。
「長渕剛」
魂を震わせるような歌声と熱い言霊に乗せた歌詞が特徴の、まさしく日本を代表する歌手の一人である。
腹の底から吐き出すような彼の歌声にハートを鷲掴みにされたファンは多い。
特に男性からの支持は高く、心から彼に心酔しその存在を神格化するほどの熱烈なファンも存在する。
またプロボクサーの戸高秀樹やプロ野球選手の清原和博、格闘家の山本”KID”徳郁や大相撲の朝青龍など、いわゆる「肉体派」の著名人たちから兄貴分として慕われるような一面も持っている。
テレビ画面からも伝わる一種独特な雰囲気は、彼が唯一無二の存在であることの証明といえるだろう。
正直に申し上げると僕自身、長渕さんのことは昔からあまり好きではなかった。
なぜかというと、彼の書く歌詞が僕にはどうも受け入れられなかったのだ。
「前を見ろ」
「立ち向かえ」
「挫けるな」
「男」
「立ち上がれ」
「叩き潰してやれ」
「明日を見ろ」
彼のこういった詩を聴いた人たちは往々にして「元気になる」「勇気づけられた」「伝説だ」「心が震える」「生き方変わる」という賞賛を惜しまない。
だが、彼の自分を鼓舞するようなストレートな言い回しが、僕にはどうにもこうにも受け入れられなかった。いいようのない違和感を感じ得なかったのである。
世の中の人たちは、常に大小さまざま挫けつつ、それでもふらふらしながら日々を歩いていて。
そんな人たちに「立ち上がって男見せろ」とか「挫けるな」とか、いまいち説得力がないんじゃないかなと。生き方なんか変わんねーよと。
はったりかまして、それがバレてすげえカッコ悪くて、それをごまかして。でも見透かされて、さらにダサくて。
へこまされて跳ね返されて、立ち上がれないほど落ち込んで。
でも明日もまた起きて仕事行って。
いろんなカッコ悪い自分を受け入れて、小さな幸せ噛み締めてって。
それが人生なんじゃないの? って僕なんかは思ってまして。
だから「真っ直ぐ進め」とか「折れるな」とかね。ものすごい無責任な言葉に聞こえるなあと。
そう思ってたんですね。
やっぱ長渕好きくないわ〜と。
まあ、そんな感じのテンションで聴いたわけなんでね。
大体結果は見えてたんですね。
神だった。
いや〜〜〜、申し訳ない。
理屈とかいらないっすね。
そうだよ。
進路は東だよ!!
まったく意味はわからんけども。
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