2011年9月

さあ、人に頼ろうぜ

よし、人任せにしていこう。

後ろ向きな発言から入ってみましたけども、実はそうでもないんですね。

「人に任せる」

これ結構勇気がいることで、なかなか難しい部分が多いと思ってます。

「全然大丈夫です!」
「できます」
「自分でやります」

っつって、やせ我慢して仕事を両手一杯に抱え込んで。
んで深夜残業と休日出勤という不幸せな人海戦術でその場だけ凌いでる人。
たまにいらっしゃいますね。

これ、一見ものすげえがんばってる感じが出て、表面上はものすごいデキる人に見えがちです。
けど、会社勤めする人間としてはあまり貢献してるとは言い難いんですよね。
器がミクロというか、無駄に意地っ張りでプライドが高いというか。

こういう人って大抵、たて込んでくると余裕がなくなってテンパってきて、周囲への態度が雑になるケースが多くて。
でも、普段他人を信頼してないから助けてくれる人がいるわけでもなく。
結局ミスが増えて会社に不利益を与えてしまう、と。

そんなパターン。

誇らしげにハードワーカーだけど、決してイカした人ではない。

やんなっちゃうね。

気をつけてほしいもんです。

って、

あれ〜?

胸が痛いぜベイベー

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17年目の考察! とか

10年一昔とは言いますが。
17年とはこれなんぞや。
中途半端もほどほどにせい! と。

うん、まあいいや。

先日のことである。
ふと思い立って薬師寺保栄VS辰吉丈一郎の試合を観てみた。

1994年12月4日に名古屋で行われたWBC世界バンタム級世界王座統一戦、正規王者の薬師寺保栄と暫定王者の辰吉丈一郎とで行われた試合である。
史上初の日本人同士による王座統一戦であるとともに、当時カリスマ的な人気を誇っていた辰吉の世界戦とあって、日本中から注目される試合となった。
また、試合前から両者が容赦ない舌戦を繰り広げるなど、両陣営ともにこの試合にかける意気込みはヒートアップするばかりであった。

そして、今なおボクシングファンの間で語りぐさになる伝説の試合、その当日を迎えるわけである……。

え?
なんで今この試合かって?

いや、特に深い意味はないんですけども。
ホント、たまたま思いついたってだけの話で。

あまり追求しないでいただきたい。

で、感想をば。

スゴかった。

あいや〜……。

また言ってますね。

あいかわらずボキャブラリーの乏しい男です。

や、でもね。
めげずに言いますけど。

ホントにすごかった。

お互いのすべてをぶつけ合うような魂の闘争というか、何かもう、すべてが。

ああ、これは伝説になるわ。と。
今観ても、やっぱりそう思う試合でした。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
第1R。
予想に反して静かな立ち上がり。
時折辰吉が鋭い出足から薬師寺の懐に入ろうとするが、ガードを高く上げた薬師寺はクリーンヒットを許さない。逆にオーソドックスな構えからのワンツーで辰吉の出入りを封じる。
両者目立ったクリーンヒットのないままゴング。

第2R以降は一進一退の攻防が続く。
天性の勘と格闘センスを全面に押し出した攻防一体のスタイルで前進する辰吉。ワイルドなパンチで薬師寺に襲いかかるが、薬師寺の高く上げたガードを崩すことができない。逆に薬師寺は、速射砲を思わせるシャープなジャブで辰吉の前進を寸断する。
辰吉は上体を振ってジャブをかわそうとするが、ノーモーションから繰り出されるフリッカー気味の左をさばききることができない。
決め手を欠く両者。だが、前進を続ける辰吉の顔が時折弾ける。
野性的な豪打の辰吉と基本に忠実でシャープな薬師寺。
切り裂くような薬師寺のパンチで辰吉の顔が徐々に紅潮し始める。

中盤第5R以降。
序盤から受け続けた薬師寺のジャブで、辰吉の左目が大きく腫れ上がる。
距離感を掴めず明らかにやりにくそうな辰吉。
前進する力に陰り。
薬師寺の拳が的確に辰吉の顔面を捉え始める。
だが辰吉も、被弾しながら前に出続け、時折薬師寺をロープ際に押し込む。
勝負所を見極める野生の嗅覚を発動し、ショートレンジでのラッシュを浴びせる。
しかし、薬師寺はうまく身体をいれかえ、冷静に辰吉の猛攻をいなす。
逆にジャブからのワンツー、ワンツースリーと立て続けに辰吉を捉える。
顔全体を腫らしていく辰吉。酷評され続けたガードの甘さをここでも露呈してしまう。

距離感が掴めないためパンチをかわせず、接近戦に持ち込もうにも鋭いジャブで寸断され、ロープ際でもうまく逃げられる。
徐々にジリ貧状態に追い込まれる辰吉。
倒すと公言していた7R、8Rが、逆に薬師寺の一人舞台となってしまう。
後は薬師寺が距離を保ちながら、出足の鈍った辰吉を淡々と切り刻んでいく。
そんな光景が続くかと思われた。
解説の具志堅さんも「やめさせた方がいい」旨の言葉を発するなど、試合は一方的になりつつあった……。

だが。
終盤。
辰吉があきらめなかった。
まさかの辰吉。
まさかの気力。
そのまま落ち続けると思われた出足。それを精神の力で持ち堪え、逆に薬師寺を押し返してみせたのだ。
その圧力によってか、若干ではあるが鈍り始めた薬師寺のパンチ。そしてフットワーク。
今まで寸断していた辰吉の前進を止めきれなくなる。

ついに薬師寺の顔面が腫れ、血が滴り始める。
だが、そこはやはり世界チャンプ。
こちらも気力で打ち返す。
幾度となく打ち続けた辰吉の左目を、さらに渾身の力で打ち抜く。

高度な技術と野生。魂のこもった壮絶な打ち合いのまま最終Rのゴングが鳴る。

結果は2-0で薬師寺の判定勝ち。
辰吉有利の下馬評を覆し、見事大一番に勝利した薬師寺。

変わり果てた姿で健闘を称え合う両雄に、惜しみない拍手が送られた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

まあ、何はともあれ辰吉でしょうか。
展開としては、完全に中盤で勝負ありの流れだったんですけども。
後は淡々といなしていれば薬師寺が普通に勝ったはずの試合なんですけどね。
チャンスがあればKO狙ってもいいくらいの。
でも、そこから辰吉が精神力で強引に盛り返したってのがね。
この試合が多くの人の胸を打つ試合になった要因かと。

陳腐な言い方ですけど並のボクサーじゃないなと。
まあ、世界戦やってる時点で並なわけはないんですが。

でも、薬師寺って実はめっちゃいいボクサーでしたね。
当時はいまいち気づかなかったですが。
あの長身からのフリッカー気味のジャブはキレキレですね。
ちょうどウェルター級に上がったばかりのオスカー・デラホーヤのジャブを思わせるスピード感でした。

でもって、相手をよく研究してましたね。
ああすればこうくる。
こう動けばこうなる。
何千回と積み重ねた反復作業の成果が如実に出てるように見えました。努力は嘘をつかないというか。

後、まあ辰吉はね。
要するに喧嘩の天才なんじゃないかなと。
どういうんでしょうか。
全身凶器といいますか。
勝負勘の鋭さとその集中力とか。
でもあのスタイルだと、やっぱり目をやられて距離感が狂うと厳しいかと。
しかもガードが低いから不用意に被弾しやすいリスクもあり。
見る側としては、面白い試合になる確率が絶対的に高いから、人気も出るに決まってるわけですけど。

つか、あーだこーだ言ってますけど、正直こんな御託を並べていいようなチンケな試合じゃなかったことは確かです。
いいから観てみろと。
すごいからと。

17年目にして思うわけです。
今さら過ぎるけど。

感動したっす。
最高っす。

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記憶の片隅より愛をこめて

9月も後半だというのに連日の30度超えの日々。
しかもそれが若干普通になりつつある昨今。

冷静に考えよう。
地球エラいことになってないか?

始めようエコ。
守ろう地球。

暑し!!

先日、ひょんなことから自分の生まれ育った土地を散策する機会があった。まあヤボ用ついでに、ちょいと足をのばしてみるかと、軽い気持ちで訪れただけなのだが。

20数年前のあの頃、何も考えずにかけずり回ったあの道を、公園や野山を、かつての自分の影を追うように原付でぐるっと一周してみたわけである。

まあ何というか、懐かしいやら淋しいやら、不思議な気分になるひとときであった。

何年間も通い続けた道、あの曲がり角が、そしてあの橋が、記憶の断片にあるそのままで残っていたり。
逆に、歩くことそれ自体がサバイバルだったあの道が、舗装された広い一本道に変貌を遂げていたり。
地域の子どもたちの溜まり場となっていた駄菓子屋が、当時と変わらぬたたずまいで存在していたり。
あんなに広大で重厚に思えたあの公園が、実はこんなに狭くてこじんまりしていたのかと気づいたり。
あの子が転校して空き家になったあの家は、今はまったく別の建物に変わっていたり。

何はともあれ、たまにはいいものである。
まだ人生を振り返る歳でもないのだが。

ところで。
ふとしたことで、絡まっていた糸がほどけて当時の記憶がつながるという体験。これはわりとよくあることではないだろうか。

思い出してしまったのだ。
生まれ育った土地を巡るうちに。
忌まわしいあの記憶を。

当時、あり得ないほど恐れられていた先生が僕たちの小学校にいたことを。

教科は図工。
いわゆる「図画工作」。
中学校に上がると「美術」とか「技術」という呼び名に変わるアレである。

何が恐いって、その威圧感が半端じゃないのである。

別に身体が大きいわけではない。
力が特別強いわけでもない。
児童に暴行を加えるわけでもない。

だけど。
なんでか知らないけど。

常に怒っている。

いや、ホントなんでなんでしょ。
今考えてもまったくわからない。

絵の具を一色でも切らしたらブチッ。
説明を一度で理解できないとブチッ。
私語でブチッ。

忘れ物をしようものなら授業開始10分で廊下行き。
そしてその日は終了である。

ある時、絵の具の色を復唱しろという指令がくだった。
そこで我々はその指令を忠実に遂行していたのだが、

「赤、青、緑、黒、黄色、紫……」

「ちが〜う!!

黄色じゃない!!
黄だ!「」と言え!!」

「…はい、……え?」

え?

またある時は、人物模写の課題に際して、

「髪の毛を一本一本すべて描け

そして、

血管もすべて描け。すべてだ」

もうむちゃくちゃである。
髪の毛なんぞを全部描いていたら、それだけで一年間終わってしまう。

理不尽大王というか、僕たちはヤツの発火ボタンを押さないようにのみ、神経を集中して授業を受けなけばならなかった。

週一回ある図工の授業が近づくにつれ、学年単位でテンションが下がっていく光景はそこそこ壮絶なものがあったのではないかと思う。
隣のクラスの友達に「ヤツ機嫌どうだった?」と前情報を収集する小学生。不憫にも程がある。
少しでも授業開始を遠ざけようという心理からか、前の日はみんなの帰宅が気持ち遅くなる傾向が顕著に見られた。まったく意味はないのだが、小学生の浅はかな現実逃避だったのだろう。

よくわからんが、ゲージュツというもんはこんなビクビクした精神状態の中から生まれるものなのだろうか。とてもそうは思えないのは僕だけだろうか。
そして、小学生相手にあそこまで無遠慮にキレる必要性があったのだろうか。

ぶっちゃけ、「黄色」を「キ」と言おうが「キイロ」と言おうが、今のところ僕の人生にはまったく影響がない。
そして、身体中の血管を一本ずつすべて描く努力をしたところで、人間のスケールが段違いにデカくなったとも思えない。

いや、そんなことはない。
人生に無駄なことなど、一つもないのだから。

そうだ。
そうに決まってる!!

そう、なのか?

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