飯の中にも礼儀あり
2011年7月3日 02:45 | ひとりごと | Tag:外食
ちっちゃい幸せを感じる瞬間
・「寝坊した!」と思ったら休みだったとき
・美味いもんを食べてるとき
いや〜、我ながらお手軽で安上がりな男でございます。
日曜日に「遅刻するぞ!」って驚かしときゃいい。
ボチボチの飯食わしときゃいい。
チョロいヤツです。
待て待て。
なんちゅー言い草ですかそこのおまいさん。
あってるけど。
こんにちは。ジェー・ジョンソン佐藤です。
先日の話。
家の近くにある、とある居酒屋へ行く機会があった。
ただ、居酒屋といってもどちらかというと料理メインで、中でも海鮮をふんだんに使った刺身と、創作煮物料理を一番のウリとしている店であった。
そして僕は知らなかったのだが、その店は地元ではそこそこ有名な店だったようである。
ちょうどその日は土曜日だったこともあってか、店内は多くの客でにぎわい、僕の前にも数組のお客さんが順番待ちをしていた。そしてひっきりなしに予約確認の電話が鳴り続け、まさしく大繁盛の様相であった。店員一人一人の接客もハキハキと非常に活気があり、お酒の力も手伝って、店全体に明るい空気が充満していた。
んん。なるほど。
これなら来た側としても楽しい時間が過ごせそうだ。
人気があるのもうなずける。
待つこと数分。
カウンターの席に案内される。
おお、やっと飯食える。
今日は原付だからお酒はダメだけど。
メニューを見ると、「○○仕込みの××風△△」とか、「お母さんの手作り○○の煮付け」など、字面だけではいまいち実体が掴めない料理名が並んでいる。
よくわからないが、とりあえずそれっぽいものを注文してみるか。
目の前を通過した店員を呼び止める。
「すみません。注文いいですか」
忙しそうに動き回っているところ大変申し訳ないが、さらに忙しくなっていただきましょう。
「あ、はい?」
意外そうな表情で振り返る店員。
ん?
何? その感じ。
かすかな違和感。
まあ、いいや。
「料理注文してもいいですか?」
すると店員。
「ああ、えっとですね。のちほど『お兄ちゃん』が来ますので少々お待ちいただけますか?」
僕「はあ……」
ハテ?
お兄ちゃん。
何のことだかよくわからないが、とりあえず誰かが来るらしい。
じゃあその人に頼めばいいのかな。
まあいいや。
来てからお願いしよっと。
数十秒後、短髪にねじりはちまきを巻いた元気いっぱいの男が登場する。
「はい、いらっしゃい!」
年齢はおそらく30代半ばから後半くらい。江戸っ子オーラ満載のてやんでぃなアニキである。ここ神奈川だけど。
恐らくこの人が「お兄ちゃん」なんだろう。
なぜ注文はこの人なのかはわからんが、じゃあお願いするとしましょうか。
「何食いたい?」
「今日のおすすめはさ。あそこに書いてあるアレ。○○の××炒めとか、○○風△△地鶏と××和えとかだね」
「刺身盛り合わせは外せない。これ基本だから」
「あと、肉じゃが美味い。これマジおすすめ。超美味いから食ってみて」
「焼き鳥はね。今日ホントいいの入ってる。食わなきゃ損だから」
こちらにしゃべる暇も与えずに矢継ぎ早にまくしたてる「お兄ちゃん」。
元気いっぱいに登場し、唖然とする僕をまったく意に介さず、元気いっぱいに本日の夕飯のメニューを決定していく。
空気も読まず、元気いっぱいに。
……えっと。
……すみません。
お忙しいところ大変恐れ入ります。
また、一生懸命お仕事されているところ本当に申し訳ないですが、
ちょっと黙れ。
なるほどね。
店の味に自信があるのだろう。
それはわかる。
より多くの人たちに店の味を楽しんでもらいたい。
その気持ちもよくわかる。
だけど、
まずは
予算を聞け。
そして
話を聞け。
しかも、
「お兄ちゃん登場が常識ですけど?」みたいな対応やめんかい。
別にお兄ちゃん、そんなにスターじゃねえぞ。
そして、
なぜタメ口?
客が店員に敬語で、店員は客にタメ口。
もう意味わからん。
う〜〜〜ん。
別にたかだか数千円で威張り散らす気もさらさらないんですが、
あくまで主役はお客さん。
そこを忘れちゃだめかなあと。
こだわりを持って仕事するのはとっても大事なことだとは思うけど、お金を出してるのはお客さんだということを意識しないとダメだろって。
お客さんの意向を無視してたら、それはただのマスターベーションだろって。
何か、自分に対する戒めみたいな思いがよぎりましたね。
かる〜く。
「人の振り見て我が振り直せ」
昔の人はいいことを言う。
そんなことを思った週末の夜。
しっかし、
料理普通だった〜。
そこはホントびっくり。
▼ジェー・ジョンソン株式会社ホームページ
http://www.j-johnson.co.jp/
▼お問合せフォーム
http://www.j-johnson.co.jp/contact.html
▼翻訳お見積について
http://www.j-johnson.co.jp/estimate.html
▼JJ通信バックナンバー
http://www.jj-honyaku.net/
▼ジェー・ジョンソン株式会社 DTP部門
http://jjohnson-blog.oops.jp/dtp/