2011年4月

長谷川穂積 衝撃のKO、王座陥落

長谷川穂積負けちゃいましたね。

挑戦者ジョニー・ゴンサレスの強烈な右を受けてダウン。
一度は立ち上がったものの足下がおぼつかず、ファイティングポーズの姿勢のままふらついたところでレフェリーが試合をストップ。
4R58秒TKO。

静まり返る場内。
重苦しい空気の中、跳ね上がって喜ぶゴンサレス。

悔しさとあっけなさ。
複雑な表情で苦笑いを浮かべる長谷川。

日本のボクシング界が誇る絶対的エースの完全なる敗北だった。

いや、残念でした。
というか、ゴンサレスめちゃ強でしたね。

その前の二人、西岡と粟生があり得ないくらいすばらしいKO勝ちでね。
これで長谷川KOで勝ったらちょっと神懸かってるぞと思って観ていたんですけども。

でまあ、恥ずかしながらワタクシ、このゴンサレスの試合を見たのが今回初めてでして。
んで、この強さわ尋常じゃねえぞと。

いよいよ長谷川の試合時間が迫る。
高まる緊張感と期待感。

ゴンサレスの控え室が映し出される。
分厚い胸板。
鞭のような両の手。
そして何より圧倒的な存在感。
その身にまとった危険な匂い。
思わずテレビ越しにたじろいだ。

西岡、粟生の倒した二人の挑戦者とはひと桁違う。
一目でそう感じた。

続いて映し出される長谷川の控え室。
際立つ線の細さ。身体の小ささ。
軽快なフットワークが、逆にどこか頼りなく見えてしまう。

こいつはやべえかも。

そんな気がした。

ゴングが鳴って試合開始。
対峙する両者。
身体の厚さ、迫力、どれを取ってもゴンサレスは長谷川のそれを大きく上回っていた。

体格的不利をスピードで補い、出入りを繰り返す。
ボクシングセンスを活かしたヒット&アウェイ。
長谷川の戦術はその一点しかないだろう。

だが、その戦術がこの挑戦者に通用するのだろうか。
会場の盛り上がりとは裏腹に、不安な思いは大きくなる。

チャンピオンのフットワークはこの日も健在であった。
素早い出入りと切れ味鋭いパンチで、体格で勝る挑戦者を翻弄する。

が。

屈強な体躯の挑戦者が放つパンチが長谷川の顔面をかすめる。
そしてそのうちのいくつかを被弾する長谷川。
あり得ないほどの手元での伸び。

大振りの左右のフックが的確に長谷川の顔面にヒットする。
自らの拳の重みで身体が流れるゴンサレス。
まるで鉄球を握り込んでいるかのように。

やばいぞこれ。
これはやばい。

ラウンドが進むごとにその思いは強くなっていった。

そして4ラウンド。
挑戦者の右フック一閃。

吹き飛ぶ長谷川。

悪夢は訪れた。
来るべくして来た敗北の時。

無情のゴング。

いや、しょうがないですかね今日は。
でも少しずつ距離感掴んできてたところでしたけどね。

ゴンサレスのあのパンチが先か。
長谷川が見切るのが先か。
そういうことだったんじゃないかなと。
完全に主観ですけど。

でもアレか。
長谷川はキレキレのクリティカルヒットを何発も入れなきゃゴンサレスの出足を止めることはできなくて、なおかつただの一回のミスも許されない状況で。
対してゴンサレスはある程度被弾しても、いいのを一発入れるだけでよかったと。

やっぱり不利な勝負だったのかなあとね。
思うわけですけど。

つか、これからどうするんでしょう。
がんばって欲しいですけど。

後、そうですねえ。
西岡さん強いっすねえ。

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季節柄の持病。その傾向と対策

電車内で携帯メール中の女性。
溢れる笑み。
ハッとして、慌てて表情を引き締める。

……。
多分見ちゃいけないものを目にしている気がする……。
チャンネルが切り替わる瞬間。

こんにちは。ジェー・ジョンソン佐藤です。

先日も申し上げたが僕は花粉症だ。
そんな話にはまったく興味なしという声が聞こえてきそうだが、まあそれはいい。

当然のごとくこの季節、その猛威になす術もなくさらされ、過酷極まりない毎日を送っている。

飛び散る鼻水。
滴る鼻水。
迸る鼻水。
やむことなき鼻水。
止めどもなく流れ落ちる鼻水。

なんてこった。
「汗」を「鼻水」にトレードしただけで、清々しい青春の1ページがあっという間に残念な姿に様変わりする。

誰を恨んでいる訳ではないが、実際花粉症とは無縁の人を見ると、羨ましさの中に何とも言えない嫉妬心というか、悔しい思いが去来することも確かである。
そしてそんな小物ぶりが我ながら情けなく思えてくる。
いやマジで。

だが。

やられっぱなしで黙っているほど僕も甘っちょろい男ではない。
何せ、追いつめられた時に最も力を発揮する、土俵際のマジシャンを自認する僕である。こんな時こそ今まで蓄えてきた力の見せ所というやつだ。

ここからはまさに自分との戦いであった。

ある時は強烈な渇きに襲われ、またある時には涙の洪水に溺れかけ、そしてある時には止まることのないくしゃみに苦しんだ。
テッシュは箱単位で消えていき、鼻の痛みは日に日に増し、折れそうになる心を何度も奮い立たせた。

要するに全部失敗でしたということで。

しかし僕はついにたどり着いた。
花粉症の季節を乗り切る唯一の方法へ。

その名も、

「ストナリニ+花粉鼻でブロックの合わせ技」

だ。

ま、単純な方法である。

「ストナリニ」。
どうやら数ある鼻炎薬の中で、僕にはこれが一番合っているようである。
数えきれないほどの市販薬を試し、同数の死線を乗り越えようやくたどり着いた。彼には今後末永くお世話になることだろう。

そして
「花粉鼻でブロック」。
ストナリニを服用後、約10分後にこれを鼻に塗る。
10分というのがミソで、大体飲んでから実際に効果が出始めるのがこの時間なのだ。
「花粉鼻でブロック」とは要するにワセリンだ。
ワセリンを鼻に塗ることで、鼻から入ってくる花粉を入り口でガードするという原理である。

なので、鼻をかんでしまうとあっという間にその効能は薄れてしまう。つまり鼻水を止めた状態で、それを維持するために塗ることが大事なのだ。

空は青く、気分は晴れやかであった。
遠い我が故郷、カンザスシティに思いを馳せ、僕はこう呟いた。

「アディオス花粉症。僕はあなたに勝利したのです。この日出ずる国日本で」

とはいえ、あれだけ苦しんだ花粉症も、いざなくなってみるといささか淋しいものである。じゃじゃ馬なあの子も今になって思えば懐かしい。ずうずうしくもかわいい。そんな一面もあったかも知れない。

まあ、今となってはどうすることもできないが。
過ぎ去った時間が戻ることはないのだから。

というのが去年の話。

甘かった。
完全に甘かった。

今年の花粉はマジで桁が違う。
苦労の末に編み出した最強コンボが一切通用しない。

一瞬でも淋しいなどと思った僕が愚かだった。
ヤツは変わらずそこにいた。

今年もまた、憎たらしいほどなす術なく、花粉症のお世話になっている僕がいる。
最初に言った通り。

鼻痛い。
そんな感じ。

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