フラッシュバック・トラウマ
2012年1月15日 13:41 | 気づき | Tag:非日常
ふとしたことで、ほつれていた記憶の糸が解けて過去の思い出が一気に呼び覚まされる経験。
どなたにも少なからずあるのではないだろうか。
今回何が契機になったのかは定かではないが、久しぶりにそんなことがあったので、記憶が薄れないうちに記しておこうと思う。大した意味はないがせっかくなので。
いや、ホントに超個人的な話で何のアレもないのだが。
小学校三年生の夏休みのことである。
母親に連れられて長野で毎年行われていた、とあるイベントに参加した時の話だ。
そのイベントには僕たちと同じような親子が他にも多数いて、恐らく50人強の大所帯が、大自然に囲まれた中で二泊三日の共同生活を送るという、そこそこ大掛かりなものであった。
イベントの目的を一言で言うと「人間形成を目的としたふれあい交流」。
要するに勉強会である。なので、いわゆるレジャー的なものとは多少趣が違っていた。
とはいってもそこは小学生の交流会である。そんな堅苦しい授業が行われるわけではない。基本は楽しく気楽に過ごしつつ、その中から役立つものを見つけようぜというのがコンセプトとなっている。
学校の先生とは雰囲気の全く違う「おにいさん、おねえさん」たちが、自然の尊さ素晴らしさを実演を交えながら教えてくれた。真っ黒に日焼けした顔を輝かせつつさわやかに。
フィッシングベストを小粋に着こなしたダンディーが、いじめの卑劣さ教育現場の衰退ぶりを熱く語ってくれた。つばを飛ばしながら。
スタン・ハンセンばりのテンガロンハットにウエスタンシャツ、ウエスタンブーツ姿のおっさんが、キャンプファイヤーでギター片手にフォークソングを奏でてくれた。もみあげとヒゲはつながっていた。
まあ、とにかくそういうヤツである。
どういうヤツだよというツッコミが来そうな気がするが、気にしないことにする。
んで、その交流会のメインが二日目のオリエンテーリング。子どもたち数人でグループを作って、地図を見ながら設置された各チェックポイントを回るという、定番だがもっとも成長が期待できる古き良きイベントである。
そのオリエンテーリングに際して持参するよう言われたものが下記の2点。
・水筒(空の)
・適当な大きさのリュック
そして、
出発前に全員に支給されたものが下記の一式。
・地図
・チェックポイント用のスタンプカード
・弁当
・灼熱のお茶
ここでようやく判明した水筒インお茶。
なるほど確かに水筒は空である必要がある。
なみなみとつがれたアッツアツのお茶を見ながらそう思った。
えっと……。
ごめんなさいね。
ホントあまり汚い言葉を使うのははばかられるんですけども……。
バカでねか?
真夏のオリエンテーリングに、しかもピーカンですよ。30度超えですよ。
アツアツのお茶って。アツアツのステディなカノジョではなくですよ。
しかも僕が持参したのは、
おニューの魔法瓶
はぅあ〜〜!!!
もうギャグでしょ……。
極めつけの一言。
「暑い時に冷たい飲み物は身体に毒だから、こっちの方がいいのよ。よかったね」
おたく、昨日「冷えたビール飲みてぇ〜」っておっしゃってた方ですよね?
●あの夏の思い出
「拷問的なお茶」
●得たもの
「深いトラウマ」
「二度と参加しないと誓った強い心」
「人を疑う心」
●人間的成長
「特になし」
▼ジェー・ジョンソン株式会社ホームページ
http://www.j-johnson.co.jp/
▼お問合せフォーム
http://www.j-johnson.co.jp/contact.html
▼翻訳お見積について
http://www.j-johnson.co.jp/estimate.html
▼JJ通信バックナンバー
http://www.jj-honyaku.net/
▼ジェー・ジョンソン株式会社 DTP部門
http://jjohnson-blog.oops.jp/dtp/