人生はお勉強なり
2011年6月26日 16:25 | お仕事ライフ | Tag:仕事
いくつになっても人生は、好奇心と勉強と酒と泪と青天の霹靂と。
酒とギターとバイクがあれば、他に何もいらない。
背中の哀愁で語るから。
かれこれ半年以上お酒飲んでないし、普通免許しか持ってないし、ギター弾けないけど。
こんにちは。ジェー・ジョンソン佐藤です。
今週、ある講習に参加してきた。
もちろん翻訳業務に深く関係する講習だ。
時間帯は9:30〜17:30までほぼ丸一日、しかも二日間連続で。
とはいえ、講習に参加すること自体はさして珍しいことではない。
仕事と関連があり、なおかつ興味のあるテーマであれば、ちょくちょく参加したりしている。もちろん業務に支障の出ない範囲で。
だが、それらは新製品や新技術のプロモーションを兼ねた、基本無料の講習であることがほとんどといっていい。
というか、参加する場合は無料の講習を選ぶようにしている。
自分の興味の範疇を越えない講習に対して会社のお金を使わせてくれとは、面の皮の厚い僕でもさすがに言いづらい部分がある。
何より会社の費用を使うとなると、成果を求められた時のプレッシャーが尋常でない。ノミ以下の心臓強度を誇る僕にとって、あまりにも死と隣り合わせの精神的苦痛である。
ほどほどのゆる〜い感じで、それなりな情報収集ってのが僕には合ってるのだ。
ところが。
今回の講習、正真正銘の有料である。
しかも二日間で計7万円。
7万円!!
もう一度言おう。
7万円である。
……高ぇなぁ。
7万円と言えばアレだ。
箱根にあるぼちぼちの旅館なら一週間近く滞在できるほどの金額であり、ちょっと探せばパソコンくらい普通に買える金額である。
さらに言えば、銀座の高級クラブ一時間分の値段に匹敵する金額である。
そんなところに行ったこともないし、これからも行くこともなさそうだということは置いておいて。
とにかく、それほどの費用をつぎ込んで参加する講習なのだから、言うまでもなく僕のコップ一杯の精神力はあっという間に溢れてメルトダウンを起こしていた。
筆舌に尽くし難いほどの甚大な重みを勝手に双肩に感じつつ、いざ当日を迎えたわけである。
ギョームメーレー恐るべし。いや、マジで。
感想を申し上げよう。
非常に役に立った。
費用対効果が適切であったか、そこはあえて言及しないことにするが。
ただ、行って損はない場所であったことは間違いなく、ぜひとも今後に活かしたいと思えるいいきっかけにもなったと思う。
さらに感想を付け加えると、
学生時代に通った「塾」を思い出した。
ああ、何となくこの感覚思い出すなあ、と。
お金を出していただいている手前、やらなくてはならないあの義務感と焦燥感ね。コバルトブルーで苦くて酸っぱい味がするあの時のアレね。と。
親と会社の違いこそあれど、背後にちらつくお金の存在を、この歳になって体験している自分に少なからずとまどった次第である。腹の下が痛くなる思いに苦しんだが、ちょっとセンチで懐かしい記憶でもあった。
すげえ疲れたけど。
もう一度言おう。
もんのすげえ疲れたけど。
まあ、原因ははっきりしていて。
「寝坊できない」っていうプレッシャーに押しつぶされておりました。
もはや強迫観念に近い形での。
開始1時間前に現地入りとか意味わからんし俺。
会場は駅から徒歩3分。
残り57分間何をしてろと。
でもこれ、完全に仕方のないことなんです。
寝坊が恐かったんです。
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