さあみんなで! ってね
2011年2月8日 08:46 | お仕事ライフ | Tag:生活
2011年、現地時間で1月29日。
我が蹴球日本代表チームが延長戦の末にオーストラリアを下し、アジアカップの頂点に立った。
1993年のドーハの悲劇より15年以上の月日が経過した今も、果敢に世界に挑み続け、その歩みを止めることのないキング・カズ、そしてゴン中山。
1997年、重かったW杯への扉をついにこじ開けた日本代表。常にその中心に圧倒的な存在感をもって君臨し、数年後に名実共に伝説となる男・中田英寿。
フィリップ・トルシエの提唱したフラット3の戦術は円熟期を迎え、中田英寿の全盛期をテレビで観ていた世代が台頭し、伝説となった男の血は本田圭佑をはじめとする若きサムライたちに受け継がれた。
先のW杯ベスト16という実績が確固たる自信となって彼らのプレーにスパイスを与え、各世代がゆっくりと育て上げた芽は、今ここで大輪の花となって我々にその勇姿を見せてくれた。
若さを加味した勢いそのままに、過酷な日程をものともせずに勝ち進み、アジアの頂点へと駆け上がったその姿に惜しみない賞賛を贈ろうではないか。
日本サッカーの躍進。長年待ち望み、叶うことのなかった願い。
この事実を目の当たりにして、僕は感動の涙を抑えることができない。
ここまで書いて気づかれたと思うが、念のために申し上げておこう。
僕はサッカーを
ほとんど知らない。
なんすかフラット3って。
正直なところ、こないだの大会がアジアカップだったことを後日談で知った実績の持ち主である。
ま、知らない故に好き勝手なことを述べても許される。
素人の特権というヤツで。
自己中心的極まりないワタクシ、ジェー・ジョンソン佐藤でございます。
ところで。
話は変わるが、僕の勤める会社は翻訳業を生業としている会社である。
今さら感は大いに否めないところではあるが、まあそれはいい。
この翻訳業について。
皆さんはどのような印象をお持ちだろうか。
というか、世間で翻訳会社とはどのようなイメージを持たれているのだろうか。
ひょっとして英語を華麗に操り、颯爽とオフィス街を闊歩するクールでスタイリッシュなイメージなのだろうか。それとも……。
サンプルが少なくて何とも言えないのだが、我が社では間違ってもそんなカッチョイイことにはなっていない。
業務の多くをアナログ的にこなし、地味で泥臭い作業の繰り返しが行われている。時代遅れとかではなく、結局のところ人力がモノを言う業務こそがお客様に信頼される比重が高いと、実感としてわかっているからだろうと思う。
お、今なんか、いいコト言った!
あくまで聞いた話だが、世間の翻訳会社は、マンションの一室で一人、二人の少人数でブローカー的に業務を行っていたり、ウェブ上から来た依頼を翻訳者に流し、完了した翻訳を大したチェックもせずにクライアントに納めてしまうスタイルの会社も多いという。
まあ、それぞれの会社のスタイルにどうこう言うつもりは毛頭ないが、こういう実情を見聞きしてしまうと、どうしても「翻訳業」という職種の印象が「先進的でかっこいい」イメージから、「暗い」「地味」「しんどい」といった、どうもあまりよろしくないイメージへ押し下げられてしまうのではないだろうか。
少なくとも僕はそうである。
この、何ともいただけないイメージを一気に払拭する手だてはないものだろうか。
ある。
僕は今こそ、それを提案したい。
つまり、
「翻訳業日本代表の設立」
である。
ええ、完全な便乗ですけども?
便乗。
この言葉には、どうも他人のフンドシで相撲をとるようなネガティブなイメージがつきまとう。あたかも自らの苦労を拒否し、他力本願で動いているかのような。
僕に言わせれば何とも嘆かわしいお話である。
便乗とは言ってみれば「いいとこ取り」だ。
他人のすぐれた部分を吸収して自分の分野に還元する。
参考にされた側はそのことで名前が売れるし、他方、参考にした側は自分の分野の発展を促すことができる。つまり双方にメリットがある相乗効果を生み出す可能性があるのだ。
そして「日本代表」。
このコンテンツには否応なしの破壊力がある。
考えてみてほしい。
サッカーなどろくに知らない、興味もないこの僕が、W杯ベスト16やアジアカップの優勝を知っているのだ。何の大会に優勝したのかよく知らないとか言っていた記憶があるが、そんなことは気にしてはいけない。
ぼけーっと生活しているだけで勝手に耳に入ってくるこの浸透力。
これこそが「国を代表する」という神通力である。
翻訳業者として、国を代表して世界と戦う姿を世間に知らしめてやるのだ。
何とどう戦うかって?
そんなことは後から考えればいい。
イメージ先行? 何が悪い。
こんなものは言ったもの勝ちである。
というか、今言います。僕が言います。
「はい、翻訳業日本代表設立しまーす」
これで僕が日本代表第一号だ。
非公式も公式もくそもない。むしろ、言い出しっぺが僕なのだから、僕の言葉こそが公式だ。
活動内容は、そうだなあ。
月一の飲み会あたりから始めようか。
一人で飲み会というのもまた矛盾があるようだがそれもいい。
ついでに公式名称を決定しよう。
「Trans ジャパン」
100%の既出な感じ。
最高だ。
そして、所属する協会は、
「日本翻訳評議会 Japan Translation Council」
略して「JTC」。
またしても完全に聞いたことがある感じが、これまた抜群の貫通力を持っている。
間違いない。
これで明日から外出時にはマスクと帽子が必需品となるはず。
いや、妄想も楽しいもんです。
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