松坂大輔のあれこれ
2013年9月8日 15:55 | ひとりごと | Tag:スポーツ
大リーグNYメッツに所属する松坂大輔が9/2日のブレーブス戦で今季三度目となるメジャー先発のマウンドに上がった。しかし結果は3ランを浴びるなど3回を投げて7安打6失点。これで3連敗となり防御率も10.95まで悪化。
8/20にマイナー契約を結んでいたインディアンスとの契約を自ら解除し新天地で再起を誓ったものの、早くも崖っぷちに立たされてしまった。
これ、実際に映像を観た方はいらっしゃるだろうか。
何というか、すべてがスケールダウンしてこじんまりしてしまった印象である。
ストレートの威力がないため、コースに投げても空振りが取れない。そのため変化球も見極められて痛打される。加えて相変わらず「投げてみなきゃわからない」制球難。ピンチで一段上がっていたはずのギアもうまく上がらず、球数だけが増えていくという。
かつて圧倒的なパワーと存在感で試合を支配していた平成の怪物が、このような形で降板する姿を観るのは何とも淋しい限りである。漫画の主人公のような野球の申し子、松坂大輔はこのまま終わってしまうのだろうか。
そんな気持ちにさせられる敗戦であった。
が、そんな散々な試合の中で、観るべきものがまったくなかったというとそうではない。
NYメッツの所属するナショナルリーグはDH制ではないため、投手が打席に立つ機会がある。つまり、先発投手である松坂も9番打者として打席に立つことになるのである。
松坂の打撃といえば母校横浜高校でも四番をつとめるなど秀でたものがあり、打者としてもドラフトレベルといわれるほどその力は突出していた。
そして9番松坂、2回表2死一、二塁からセンター前へタイムリーヒット!!
いや〜、スゴい。
何がってその内容がである。
150kmのストレートの後の130km台のチェンジアップにまったく軸を崩されることなく流し打ちって。
それアナタ、俊足巧打の2番バッターの打撃だわ。
これが6年以上、もしくは高校以来ろくに打撃練習してない投手のバッティングかよと。
しかも相手はメジャーの投手。
絶対おかしいだろコレ。
どうせだからと思ってメジャー移籍後の松坂の打席映像を調べてみたんですけども。
そしたらまたおかしなヤツが出てきまして。
150km超える内角高めのストレートに思いっきり差し込まれながら、腰を素早く回転させてバットが身体に巻き付くようなスイングでセンター前に運ぶ松坂。
それアナタ、名球会間近の強打のベテラン打者だわ。
いや、やっぱり松坂スゴい。
これ観るだけでも、センスの塊だってことは容易に見て取れる。
投手としての才能はメジャーの一線級。一時は史上最高投手と言われたペドロ・マルティネスを彷彿とさせるとまで言わしめた才能。
打者としてもぶっつけ本番でメジャーの先発投手のウィニングショットをサクッと打ち返す才能。
誇張抜きで持って生まれた才能は世界一なんじゃないかと。
こんなスゴいヤツがこのまま尻すぼみで終わっていいわけがない。
まだ32歳。
これから復活してこそ主人公。
並みいる強敵をなぎ倒せ。
とか言ってみる。
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