松坂大輔のあれこれ

大リーグNYメッツに所属する松坂大輔が9/2日のブレーブス戦で今季三度目となるメジャー先発のマウンドに上がった。しかし結果は3ランを浴びるなど3回を投げて7安打6失点。これで3連敗となり防御率も10.95まで悪化。
8/20にマイナー契約を結んでいたインディアンスとの契約を自ら解除し新天地で再起を誓ったものの、早くも崖っぷちに立たされてしまった。

これ、実際に映像を観た方はいらっしゃるだろうか。
何というか、すべてがスケールダウンしてこじんまりしてしまった印象である。
ストレートの威力がないため、コースに投げても空振りが取れない。そのため変化球も見極められて痛打される。加えて相変わらず「投げてみなきゃわからない」制球難。ピンチで一段上がっていたはずのギアもうまく上がらず、球数だけが増えていくという。

かつて圧倒的なパワーと存在感で試合を支配していた平成の怪物が、このような形で降板する姿を観るのは何とも淋しい限りである。漫画の主人公のような野球の申し子、松坂大輔はこのまま終わってしまうのだろうか。
そんな気持ちにさせられる敗戦であった。

が、そんな散々な試合の中で、観るべきものがまったくなかったというとそうではない。
NYメッツの所属するナショナルリーグはDH制ではないため、投手が打席に立つ機会がある。つまり、先発投手である松坂も9番打者として打席に立つことになるのである。

松坂の打撃といえば母校横浜高校でも四番をつとめるなど秀でたものがあり、打者としてもドラフトレベルといわれるほどその力は突出していた。

そして9番松坂、2回表2死一、二塁からセンター前へタイムリーヒット!!

いや〜、スゴい。
何がってその内容がである。

150kmのストレートの後の130km台のチェンジアップにまったく軸を崩されることなく流し打ちって。
それアナタ、俊足巧打の2番バッターの打撃だわ。
これが6年以上、もしくは高校以来ろくに打撃練習してない投手のバッティングかよと。
しかも相手はメジャーの投手。
絶対おかしいだろコレ。

どうせだからと思ってメジャー移籍後の松坂の打席映像を調べてみたんですけども。
そしたらまたおかしなヤツが出てきまして。

150km超える内角高めのストレートに思いっきり差し込まれながら、腰を素早く回転させてバットが身体に巻き付くようなスイングでセンター前に運ぶ松坂。
それアナタ、名球会間近の強打のベテラン打者だわ。

いや、やっぱり松坂スゴい。
これ観るだけでも、センスの塊だってことは容易に見て取れる。

投手としての才能はメジャーの一線級。一時は史上最高投手と言われたペドロ・マルティネスを彷彿とさせるとまで言わしめた才能。
打者としてもぶっつけ本番でメジャーの先発投手のウィニングショットをサクッと打ち返す才能。

誇張抜きで持って生まれた才能は世界一なんじゃないかと。
こんなスゴいヤツがこのまま尻すぼみで終わっていいわけがない。

まだ32歳。
これから復活してこそ主人公。
並みいる強敵をなぎ倒せ。

とか言ってみる。

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亀田興毅って、実はスゴいんじゃねえか

WBA世界バンタム級王者で、日本人初の三階級制覇を達成した亀田興毅の防衛戦の相手が決定した。同級3位のジョン・マーク・アポリナリオ(フィリピン)。

相変わらず世間での亀田の評価は低く、マッチメークだけでベルトを保持し続けるイマイチな王者という論調である。
近年ますます本物志向が強まってきたボクシング界において、安全運転で防衛を続けることにどれほどの意味があるのかといった辛辣な意見はそこかしこから聞こえてくる。
日本人で初めて三階級制覇を達成し、次回が7度目の防衛戦という実績だけ見ればすでに名チャンピオンの一人に挙げられてもおかしくはないはずだが、とんとそういった話は聞かない。それどころかここ最近では亀田が何を言ってもどんな試合をしても、関心すら示されなくなってきているように感じるのは僕だけではないように思う。

ちなみに、今日たまたま読んだ亀田興毅は、なぜ山中慎介と統一戦を戦おうとしないのかという記事も、亀田興毅の実力に疑問符を投げかけるような内容である。

この記事によると今までのマッチメークを鑑みるに、亀田興毅は「ハードパンチャーの強打への耐久性に乏しく」「スピードを活かしたカウンターパンチャーが苦手で」「突進型のブルファイターを嫌う」タイプのボクサーらしい。

何もできねえじゃねえか!!

いや、まあもちろん世界レベルで勝負するにおいてという意味なのだろうが、あまりにどぎつい意見に思わず笑ってしまった。

「あまり強くないのにマッチメークの妙だけで防衛を重ねる偽物王者」
よくはわからないが、概ねこれが今の亀田に対する世間的な評価なのだろう。これではなかなか尊敬されにくいのもわからなくはない。なんたって世間は「本物」を求めているのだから。

ただ、ちょっと待っていただきたい。
実は亀田興毅ってスゴいんじゃないだろうか。

もう一度言うが、亀田興毅は、

打たれ弱く
カウンターに対するディフェンス力もなく
インファイターが苦手な

タイプである。

でも、日本人初の三階級制覇を成し遂げ、現在6度防衛中のチャンピオンでもある。

つまり、大して強くなくても世界チャンプになれて、しかも幾度となく防衛を重ねているのである。

ちなみに日本人で歴代の世界チャンピオンは現在74人。100人にも満たない数である。
余談だが、合格率25%の司法試験には年間2000人以上が通っている。

近代ボクシングがスタートしてから300年以上。その中で日本人が100人も達成できていない「チャンピオン」という肩書きを三階級にも渡って奪取し、なおかつ6度も防衛を続ける。大して強くないのに。
記録だけ見れば、もはや歴代日本一といっても過言ではないほどの実績だ。大して強くないのに。

これって十分スゴくないだろうか。

勝てば官軍ではないが、どれだけの名勝負を残しても「チャンピオン」という肩書きを残した人間の方が世間一般の評価は上だろう。ましてや前人未到の三階級ともなれば、極端な話この先一生その肩書きだけで食べていくことだって可能なはずだ。

え? 何がいかんの?
本物志向?
そもそも「本物」って何だ。
今俺が持ってるチャンピオンベルトも本物じゃい。
批判? 関係ありましぇん。だって実績がありますから。

いや、これある意味カッコいい。
「ステキやん」の境地だと個人的には思うのだがどうだろうか。

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ラドクリフ姐さん引退?

マラソン女子世界記録保持者であるポーラ・ラドクリフ選手が、長引く足の怪我の影響で競技復帰ができない可能性があると語った。英BBC放送(電子版)が3月27日に報じている。

ポーラ・ラドクリフ
1973年、イギリス生まれの長距離陸上選手。一児の母でもある。
2002年にシカゴマラソン優勝時に記録した2:15:18の世界最高記録は今もなお敗られていない。
173cmの長身をいかしたダイナミックなストライドと、首を上下に振りながら走るフォームが特徴的な選手である。

あ〜、あのラドクリフね。
このまま引退しちゃうのかな。勝手に「首振り美人お姉さん」と名付けて応援してたんですけどね。確かにここ最近名前聞かなかったですけども。

近年、高速化の著しい女子マラソン界。
大会ごとに当たり前のように2時間20分台が連発されておりまして。
2001年にベルリンマラソンで高橋尚子が出した当時世界最高記録の2:19:46がもはや「ああ、ちょっと早いね〜」くらいの平凡な記録になってしまっていて。多くの日本人ランナーがその高速化についていけずに惨敗を繰り返すという、非常に残念な状況なわけでして。

わずかな復活の可能性にかけるラドクリフも39歳。
現在、短時間のジョギングしかできないコンディションとのことで。悲しいけど一時代の終わりを感じずにはいられない今日この頃というヤツでしょうか。

2:15:18?!

いやいやいやいや……。

もう一回読み直しましょか?
今書いたばっかりですけど。

「近年、高速化の著しい女子マラソン界」
「当たり前のように2時間20分台が連発」
「当時世界最高記録の2:19:46がもはや〜」

2時間15分?!
18秒?!


改めて申し上げますけど、なんですかこの人。
しかも出したのが2003年て。

いや〜〜。
当時、気軽に「首振り美人お姉さん」とか気軽に呼んでましたけど、めちゃくちゃ偉大なお方じゃないっすか。完全に姐さんじゃないですか。

え〜、みなさん。
試しに「マラソン 世界記録 女子」とでも検索してみていただきたい。
そうすると多分、マラソン女子歴代トップ10の名前と記録が出てくると思うので。
んで、ラドクリフ姐さんがどんだけおかしなことやっとるかをその目でしかと見ていただきたい。完全に二度見レベル。
日本人選手はかろうじて野口みずきが入っているくらいで、あの高橋尚子が影も形もないという。

しばらく敗られる気配がないですねこの記録。
というか、近年の高速ランナーたちがラドクリフの足音すら聞くことができないという。

おそるべしラドクリフ姐さん。

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