軽視しちゃいかんこと
2013年7月30日 23:38 | ひとりごと |
中学生の娘を持つ先輩がこんなことを言っていた。
「うちの娘、今のところガラケーなんだけど、クラス32人中ガラケー使ってんのがうちの娘と、後もう一人しかいないんだって。んで、後は全員スマートフォン使ってんだって。で、『もう一人って誰?』って聞いてみたら『先生……』。これはさすがにかわいそうだからってんで、うちもスマートフォンに機種変することにしたよ」
なるほど。
これは至極納得できるお話な気がする。
中学生にスマートフォンが必要かどうかという議論はひとまず置いておいて、やはり「クラスで一人だけ○○を持っていない」とか「クラスの中で自分だけ○○じゃない」という状況は、子どもにとって結構酷なものがある。
もしかしたら大人たちの中でも、昔のことなので忘れてしまったという人は多いのかも知れない。いや、そもそもそんな経験ないという人の方が主流なのかも知れない。
また、ある程度の歳になれば多少他人と違ってもどうということはないし、「みんなが持ってるから」とか「流行ってるから」という理由がバカバカしいと感じる人も多いはずだ。
だがその点子どもは違う。
「周りから浮く」ことが子どもにとってどれだけ恐ろしいかを、世の大人たちは今一度はっきりと心に刻み込むべきだと思うのである。要するに「子ども社会舐めんなよ」というヤツだ。
僕も多少経験があるからわかるのだが、あの惨めな思いといったら筆舌にし難いものがある。
針のむしろというか、穴があったら入りたいというか。とにかく顔を上げたくなくなるあの感じ。全身の毛穴が開いて無駄に肌の感覚が研ぎすまされてくる感じ。何というか、心臓が汗をかく感じ。
もう完全にトラウマである。
正直、あんな辛い経験を自分の子どもにはさせたくないと思う。
かわいい子には何とやらとか言うが、そんなもんクソ食らえである。
先輩の話を聞いて当時を思い出し、僕はもう絶対そこだけは守ってやるんだぞなどと陰ながら決心を固めた次第である。
子どもいないけど。
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