寒風アルティメット
2012年2月4日 18:17 | お仕事ライフ |
2月。
一年で寒さがMAXの時期である。
右を見ても左を見ても上を見ても下を見ても、何をしてても寒い。
季節の暴君。
そんな残念なネーミングを発する衝動を抑えきれないほど、身体のネジは緩みっぱなしである。
「寒い冬もあと6週間」
こんな言葉をどこかで見た。
もう少し待てば春はすぐそこに。
そういう意味でのあと6週間。
全然先だけどな!!
先日のことである。
昼食時、会社の近くを一人でボツボツと歩く僕。
首元からうなじに抜ける冷たい風に身を縮めつつ。
自然と強ばる肩。
早さを増す足取り。
だが早足になればなるほど、逆風にさらされ身体は凍てついていく。
とはいえ、あまり長い時間外を動き回るのは得策ではない。
早すぎず遅すぎず、空気抵抗をなるべく少なくしつつ移動時間は短く。
この絶妙なさじ加減を要求される厳しい対応。
プロとしての腕の見せ所である。
ぜひ仕事にも活かしたい一幕といえるだろう。
プロじゃないしいえないけど。
ってか、「歩くプロ」って何だ。
そんなくだらないことを考えつつ歩を進めていると、ある飲食店の裏口で言い争う二人の男の姿が目に入った。
といっても、偶然出会ってしまった残念な輩同士の残念なメンチの切り合いとかではない。
その飲食店の店員同士の口論、というかいわゆる「先輩の後輩に対する指導・注意」というヤツだった。
一人はその店ではベテランの域であろう、落ち着いた雰囲気の男。
そしてもう一人はあきらかに後輩だと思われる若い男である。見るからに血気盛んそうで、ギラギラと光る瞳が印象的なパワフルな男だった。
特に立ち聞きする気はなかったのだが、当人同士が周囲を気にせずに大きな声でしゃべっているので、自然とその内容が入ってきてしまった。
若い方「いや、それはわかりますけど俺的にはああいうのは納得いかないんっすよ!」
先輩「……」
若い方「あいつがああいうことするってのは要するに○○ってことでしょ?」
ほうほう。何か仕事に対する考え方で食い違いがあったみたいですね?
先輩「だからな、アレはアレでしっかりとした××が……」
若い方「いやそれはわかってるんですよ。でもその上で俺が△△やろうとしてるのもね。わかってるはずじゃないっすか」
先輩「うん、それはそう。それはそうなんだけどあいつはあいつなりに●●みたいな考えがあるのもわかるだろ? そういうところも含めて仕事……」
若い方「だからその通りなんすよ。その通りなんすけど、それをわかった上で俺はあいつの○○には納得いかないって言ってるんですよ。お客さんだって××してもらいたいと思うんすよ俺は」
なるほど。
彼らともう一人、この問題に絡んでる人間がいるみたいですね。んで、そのもう一人はこの若い男といまいち意見が合わないと。
んで、ことあるごとに血気盛んな彼とぶつかる状況を何とかしようと先輩が立ち上がったわけですね。
先輩「でも結局それだとさ。お前の○○だけだと最終的には××になっちゃうからあいつの△△の部分だってあっていいと思うんだよ。それが店のためになると考えられねえか?」
若い方「いや、それはそうですけど……」
先輩「だからさ。お前の言いたいことはホントよくわかるけど、それだけじゃ□□にはなっていかねえんだよ。そこはわかってくれよ」
若い方「いや、そうなんですよ。それはわかってるんですけど、俺が納得いってないのはどっちかっつーと、あいつの△△するときのあの態度とか言い方の方なんですよ」
先輩「ああ……、うん」
若い方「皆が○○しようとしてる時にあいつはいつも■■じゃないっすか。それで明らかに雰囲気悪くなってるのは確かじゃないっすか。そこなんすよ」
なるほどですね。
ちょっとしたすれ違いというか、感情のもつれというか。
お互い一生懸命やってるからこそのぶつかり合いとも言えますね。
ちょっと向かう方角が変わりましたけど。
まあでも、それだけ仕事にプライドと情熱を持って向き合えるってのは素晴らしいことですね。
僕も飲食店でバイトしてたことがありますけど、「何でこの仕事してるの?」って聞かれたら、「遊ぶ金が欲しいからに決まってるだろ」って悪びれもせずに答えましたもんね。間違いなく。
こだわりもプライドもあったもんじゃない。
ホント、くそガキですよ。
それに引き換えね。
彼らは素晴らしいんじゃないでしょうか。
そういう仕事に取り組む姿勢がお客さんへの愛情というか、対応のよさにつながって、んで店自体の繁盛に結びついて。
最高じゃないっすか。
見習うべき部分満載ですよ。
ただですね……。
許されるのならば一言だけ言わせてもらいたいんですが……。
……いいっすか?
あのサ……。
そのね……。
長袖着ようよ。
この寒空の元、半袖って。
最低気温
死ぬよ? マジで。
いや、マジで。
熱いトークをしてるのはわかるけど、何か羽織ろう。
せめて何か上に着よう。
インナーマッスル異常過ぎ。
いや、ちょっと違うけど。
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