混沌の中に思うこと
2011年3月20日 16:05 | ひとりごと | Tag:日常
被災地から多少距離のあるここ東京。
先日の地震による混乱は依然続いてはいるものの、表面上はどうにかこうにか平静を取り戻しつつある今日この頃。
だが過多な情報の濁流に埋もれ、今なお収まることのない余震に不安をかき立てられ、時折あの恐怖感を蘇らせつつも、経済の車輪をゆっくり動かそうと日々足掻いている。
「がんばろうニッポン!」
その言葉を旗印に、皆で力を合わせて一歩ずつ進んでいこう。
ところで。
コンビニやスーパーからモノが消えて久しい。
聞くところによると、震災当日より一部の買い物客による食料品を中心とした物資の買い占め行為に加え、また、深刻な物流の麻痺状態によって、結構な品薄現象が起きているという。
計画停電やそれに伴う電車の運休、本数調整。
地震によって僕個人の生活に関係する諸々の現象が起きてはいるが、正直な話、この売り場の空洞化による影響がダントツでデカい。
食うモンないんすもん。
買い占め行為が原因かそれとも物流機能の麻痺が大きいのか、ことの是非は僕にはよくわからない。
が、ともかく、今回この現象を受けて、いかに自分の食生活がコンビニと隣り合わせであるかにつくづく気づかされた次第である。
いつものおにぎりの棚、いつものパンの棚が空っぽだった時。
目の前が真っ暗になる。
一瞬どうしていいかわからなくなる。
いや、当然野菜や肉を調達して自分で料理すればいいわけだが、思考がそこに至るまでのかすかな間。
「……ちょっ、……え?」
まさしくこれが僕の積み重ねてきた添加物とコレステロールの賜物だろう。
いや、添加物が入ってるかどうかまではよく知らないんですけど。
そして僕は今、かつてないほどのペースで料理に勤しんでいる。
やむを得ず。
で。
中でも最も僕を参らせているのが「ティッシュペーパー不足」だ。
どうも震災以降その存在が隅に追いやられた感があるが、時は花粉真っ盛りである。
地震が起ころうが電気が不足しようが、変わらずここにある。
それは動かしようのない事実である。
そしてはっきり言って僕は花粉症だ。
しかも筋金入りの。
その来歴は中学一年からとまさにベテラン、圧倒的なキャリアを誇るその道のプロである。
ちっとも嬉しくはないが。
そんな僕にとって、売り場からティッシュペーパーが消えるというのはまさしくライフラインを断たれるに等しい。
テッシュの在庫が尽きかける。
買いに出る。
売り切ればかりなのでいろいろ歩き回る。
外出時間が長くなると鼻水が垂れてくる。
しょうがないから駅前でポケットテッシュを貰う。
一つ二つじゃ全然足りないから何度も往復する。
歩き回るうちに倍々ゲームで鼻水の量が増加する。
テッシュを消費する。
貰う。
使う。
垂れる。
貰う。
使う。
……。
何してんの俺。
いやホント、早く正常な物流状態に戻ることを切に願います。
理由は超個人的なものですけど。
それはそれで。
でも、とにかく進むしかないのかなと。
経済活動に勤しみ、腹を空かせ、消費する。
大雑把過ぎるきらいはあるが結局のところ、そのサイクルが復興へつながるのではないでしょうか。
焦らずに、気負わずに。
何より前向きに。
小さなことからコツコツと。
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