あいつに逢えない時間が苦しいんじゃ
2011年2月21日 09:42 | ひとりごと | Tag:生活
……夜9:00。
玄関の鍵を開けて部屋へ入る。
靴を脱いで、手探りで灯りをつける。
エアコンを入れる。暖房の。
テレビのスイッチを押す。
上着を脱ぐ。
ハンガーに吊るす。
レトルトの炒飯を皿にあけ、ラップをかける。
レンジを6分30秒に設定する。
服を脱ぐ。
ベルトを緩めてズボンを下ろす。
大急ぎで。
でもやっぱり寒い。
震えながら部屋着に着替える。
やかんに水を入れ、火にかける。
粉末のコーンスープを皿に入れてスタンバイ。
この季節のコーンスープは最高。
座椅子に腰を下ろす。
お湯が沸くまでの少しの時間。
「ふっ」とため息をつく。
一日の疲れが下半身からのぼってくるようだ。
しばらくすると、「ヒューヒュー」と沸騰を知らせる音が聞こえてくる。
火を止め、湯を注いでコーンスープが完成。
テーブルを出す。
コーンスープとスプーン、箸をテーブルに並べる。
コップに麦茶を入れる。
そうこうしているうちに、
「チン」
レンジが鳴る。
炒飯をテーブルに運ぶ。
「いただきます」
誰にともなくつぶやく。
アツアツの皿にかかったラップを指先ではがす。
スプーンで炒飯を一口。
美味い。
レトルトごときと思って侮ってはいけない。
そこには開発者の苦労と思いがたっぷりと詰まっているのだ。
体にはよくなさそうだが。
つか、箸いらなかったね。
食器を洗う。
レトルトの炒飯、油がなかなかなのでじっくりと。
歯を磨く。
歯磨きは15分ほどかけて。
昔からの習慣。
健康な歯を与えてくれた両親に感謝しつつ。
日々のケアも怠らず。
座椅子にもう一度腰を下ろす。
深々と。
食後の小休憩。
落ちてきそうな瞼をちょっとがんばって食い止める。
ここで寝るのはよくない。んじゃないかな。
しばしご歓談を。
って誰と?
とか言ってみる。
ゆったりとした時間が流れる。
I’m ポエマー。
じゃねえけど。
目覚ましをセットする。
一応、鳴らしてみる。
「ジリリリリリ」
はいOK。
電池切れとか突然くるからね。
これ、必ず確認しないと安心できないのよ。
これが電池の消費を早めてるって噂もあるけど。
ただいまの時間、10:00。
テレビが点く。
ちょっと!
いや、これマジなんですけども。
我が家のテレビさんは、スイッチを入れてから画面に何かが映るまでに約1時間かかります。
いつから?
いつからでしょう。
いつからというか、徐々にです。
最初は数秒間だったのが数分になり、数十分になり、ついに時計の針1周分へ到達したわけです。
申し上げるまでもないかと思いますが、我が家のテレビは当たり前にアナログ対応です。
奥行きのある重厚感満載のイカしたやつです。
モニターが緩やかで柔らかな曲線を描く心温まるやつです。
流行の最先端をダントツで突っ走っていたテレビデオです。
その我が家の愛機ですが、ここにきて命の灯火が尽きかけているわけです。
やっぱ買わなきゃだめかなぁ。
電気屋行くのめんどくさいなぁ。
店員と話すのめんどくさいなぁ。
届けてもらうのに住所とか書くのめんどくさいなぁ。
届く時間帯に家にいなきゃいけないとかめんどくさいなぁ。
もう何から何までめんどくさいなぁ。
とまあ、こういう理論的な理由で買うのを先延ばしにしてきたわけですけども、それもそろそろ限界かなあと。
だって、
めんどくさがるのががめんどくさいんだよね。
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